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株主優待持論

最近株主優待を目的に株を持つ人が増えている。
かっ○寿司の時にも少し触れたが、昔は株の単位も1000株が殆んどだったので、株主優待だけを目的に株をやるのは旨みが少ないものが殆んどだった。
(・・・でも、あんたぁ、○っぱ寿司は肝心の寿司が美味くありませんでしたから~)
株主優待の雑誌なんてえものもなく・・・

数年前のことでは有るが・・・10年一昔・・・まさに隔世の感がある。


・・・しかし、今や株主優待利回りなんて、言葉も定着しましたし・・・
配当より、下方修正の可能性の少ない優待は、初めて株を始める人にとって、利回りが計算しやすく、また、商品サービスの提供を享受できる事により投資家にとっては,配当以上にありがたいものであり、消費者である株主に会社の存在を知らしめる広告宣伝として、欠かせないツールになって来ているのかな?と思っている。


考えてみれば、配当は、商品を売って上げた利益の中から、税金を支払い、剰余金から拠出し、しかもそこから2重課税で10%源泉で取られるわけで・・・株主にとっての旨みはさほどではない。
 が、株主優待は、そこにある商品を提供するに近いものであるから、単純にいえば企業にしてみれば原価で、株主は売価のサービスを受けられるわけで配当以上に利益還元をしやすい面もあり、双方にとって美味しいシステムである。税法上、広告宣伝費の損金扱いが一部受けられることも大きいだろう。



・・・とはいえ、最近のネットオークションでの過剰な株主からの転売は、企業にとっては穏やかでないような気がする。もっとも、業績不振で株主優待が相対的に浮き上がった会社は、それを言える立場にはないと思うが・・・

 
 出品者の株主は換金が容易になり、落札者は安く権利を買うことが出来、相互間では双方納得がいくのだろうが・・・企業にしてみれば、本来お金を支払うべきお客さんが券で済まされてしまう・・・。
具体的に社名を出すことは控えたいが、居酒屋、メガネ屋・・・など比較的単元を容易に買える会社の株主優待ほどその傾向が強いように思われる・・・。

単位に要する金額が少ないということは、
投資額が少ないので、業績悪化で株価が下がる金額が少なくて済む
逆に言えば、会社が儲かっても、投資額が少ないのでリターンも限定される・・・

要するに、会社が将来的にどうなることより、今優待がもらえることが大事!
という近視眼的な株主が多くなってしまうわけだ。


以前居酒屋が優待制度を変えたときものすごい批判があがった。
・・・でも・・・
それは、会社として当然の判断だと自分は思ったのですが・・・。

ただ、その株主たちに対して、「貴方たちは内部の人間なのか?外部の人間なのか?」と言って苦言を呈したそうである。
言っていることは尤もだと思う。

・・・でも・・・数百円の株100株で年間12000円も飲み食いできる制度を放置していたのは・・・
これは行為の不作為であって、第一に責められるべきはそういう株主だったのだろうか??


企業を応援する株主を増やそうとするなら・・・小額株主に過大な優待は避けるべきですよ!
Commented by gs030 at 2005-05-02 10:03 x
むきパンダさんも来てますね

銭1さんの名前、僕もネームに銭使いたいです 笑
プライベートで銭ってよく使いますので、、、

メッセージ1のテレビ会議システムを久米さんの「A」で使ってるのかな

Commented by uniuni4562 at 2005-05-08 20:29
レスが遅れましたm(__)m
銭は登録商標でもなんでもないので(笑)
御自由にお使いください。・・・ただ・・・自分的にはビンボー臭い響きがなかなか心地いいですね(笑)
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by uniuni4562 | 2005-05-01 17:02 | 銭1の投資スタイル10選 | Trackback | Comments(2)

10代で株を始め資産3億円達成、22年FIREしました。「裏道花山」を信条に嗅覚と閃きのトレード日記と、一味違うオススメマイナー銘柄をお届けします。 Twitter:zeni1_VN


by 銭1