破格の銘柄 その後
2015年 04月 19日
先週、プーチン大統領が、
「(成長路線への回帰は)早まるかもしれない。現在のルーブルの上昇や市場の成長から見れば、早まる可能性があると思う。2年以内のどこかの時点になるのではないか」
と述べ、ロシア経済が危機から順調に落ち着きを取り戻しているとの認識を示しました。
実は市場は、それを先取りする形で回復基調を辿っていたので、この声明は、市場の動きに押されて自信を持ったということでしょうか。
これで何もなければ、戻れるかもしれませんが・・・成長路線に黙って戻してくれるほど世界が平和だったら、みんな蔵が建ちます(笑)
以前、「破格の銘柄」として、自分の保有する3銘柄を紹介しましたので、その後の動きをお知らせします。
まず、10%の高配当に釣られた通信会社、モバイルテレシステムズ「MTSS」ですが、危機直前に買った買値(250RUB)を若干上回る水準(260台)まで戻りました。
買った後わずか10日間程度で150RUBまで、売られたことを思えば、やれやれ です。
次に、1番最初に買った銘柄で、買った翌日にティッカーが変更され、持ち株が一時行方不明になったロシア卸売電力「ENRU」ですが、0.860RUBということで、こちらも買い値近辺まで戻っています。
比較的動きがマイルドで、下落に強い反面、上昇力も乏しい銘柄のようです。
そして、安い安過ぎたPBR0.09倍のモスエネルゴ「MSNG」ですが・・・
買値も0.6だいなので、ほぼベストトレードでした。
PBRも急上昇!
まだ、0.16倍ですが・・・
当然当時より、ルーブルも上昇しているので、為替差益も含めると・・・あれだけ含み損率を抱えたにも拘らず、まずまずの成果となっていますが・・・
実は、「降り時」が難しいんです