株主優待について考える 三光マーケティングフーズ
2019年 03月 10日
三光マーケティングフーズの優待についてです。
居酒屋の低迷が続いています。その中で三光マーケティングフーズは色々ことを仕掛けました。
また、焼牛丼の新境地を引っさげた「東京チカラめし」牛丼業界に乗り込んでまさにこれからというところで、オペレーションの弱点が露呈し、失敗!
楽釜製麺所は、さぬきに比べコシが強めの路線で、なかなか美味いと思っていたのですが、これまた、支持を受けるまで浸透に至らず・・・
業績の低迷、足掻いてはいるものの迷走が続き、先行きが心配される中、三光マーケティングの優待変更のリリースが行われたのが昨年8月。
(この変更は、赤字続きでも配当を出し続けていた事自体が異常だったので、まぁ不可避ということか)
100株で3000円*2回の優待券配布から、35%~45%の割引券6枚
200株で6000円*2回の優待券配布から、40%~50%の割引券6枚
500株で12000円*2回の優待券配布から、45%~55%の割引券6枚 に変わりました。(ザックリ言えばです)
これにより、株価は1000円どころから600円へと、優待ホルダーからの見切り売りが出ました。その後も低迷が続き一時は300円台へ
つまり、株主には持っている旨味が大幅に減り、回復期待も薄いと判断されたということです。
さて、優待券が届き、早速オークションで転売がされているのですが。。。
200株3年所有で手に入る、50%割引のプラチナが1枚1000円弱で値段がついています。
変更前の1000円券は、700円程度での取引でしたから、2株で4200円
優待の価値は下がるどころか、上がっていることになります。(1・2単元限定でしょうが)
会社のヤバさが露呈したという点で株価が下がる分を割り引いても、優待だけを見れば400円の株価はちょっと。。。
というふうにも取れます。
ただ、自分の消費行動から考えると・・・
1000円券であれば、7掛けで売るより機会を見つければ自分で使おうと思ったのですが、
割引券であれば、店舗も大幅に減っていて使い勝手も悪いので・・・わざわざ金蔵(三光)を選ばないだろうな!と
ということは、今割引券を買っている人は、金蔵などの常連であって、7掛けで券を買うより、更にお安く店を利用できるようになるということで大きなメリット。
問題は、正規の料金を払うお客がどれだけ呼び込めるかということですが・・・。
10%ならいざしらず、半額券が大量に流通する店ということが明らかになるに連れ、金蔵が中心の若年層がそれに気づかないとは、思えないのですが・・・。
まだまだ、苦難の行軍は続きそうですね。
あ、自分200株だけ今でも所有しています。優待券で只になっているので(笑)