前回UICなどの配当を取らなかったと書きました。
もちろんコロナ相場の先行きも有ったのですが、もう一つ大きな理由がありました。
ベトナム株の魅力は高い成長性と、配当利回りと考える投資家は多いと思います。その一方で情報が少なく信頼性も低いなど新興国特有のリスクがあります。
そして、一般的には、リスクを抑えその成長力を最大限享受するために、VN30などの優良株を分散して長期投資することが、上策とされています。
しかし、自分は、ベトナム株は配当を取らない方が効率の良い場合があると思っています。
ベトナム株は、配当落ちをすると基準値が修正されます。
実際のUICで言えば、4000ドンの配当発表後、36000から38000で推移していた株価は好感し一時42000を超え、41500前後で権利落ち最終日5/15を終えました。
権利落ち後の前日基準値は4000の配当を落とした37500でしたが、配当取りの売りが出て36000円台まで一時的に下落しました。
その後、配当の窓埋めには至らないものの強含みで推移しています。
実は私はこれを見越して、36000台で買い戻しをしています。
単純化するために手数料も込みで36500で買い戻したことにしましょう。(ちなみに私の売買手数料は往復で0.3%程度です。)
一見、利鞘は1000に見えますが、4000の配当には、ベトナムで5%の200、日本国内で20.21%の768が引かれるので、実際の手取りは3032となってしまいます。
つまり、1000の倍近くの1968安く手に入れられたことになります。
この配当確定による過大な権利落ち修正と、配当取りによる下げは、配当の大きい銘柄ほど多いように感じています。
もっとも、日本国内証券での売買では、往復手数料が3%以上掛かるでしょうから、旨味も少なくリスクも高くなってしまいますね。
そんな訳で受け取り配当が、継続保有と比較して半額程度に留まってしまいましたが、今現在の保有株数は、権利落ち前の1.25倍に増加しています。
来年も6000の年間配当が出るとは思ってはいませんが、4000でも10%以上の利回りとなるので、今年のようなチャレンジをするか、業績と配当動向が気になります。
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