ほぼ確実に儲かるベトナム株の買い方

前回、株を始めたいが、ベトナム株にはいけないという人が多数いる事を書いた。

今回は、ベトナム株を始めたが、何を買って良いか分からない。という人向けにお話ししたい。

日本株で慣れた人には、米国市場など市場を除き、情報が足りなくて判断に困るという声は多い。

ベトナム株では、言語の問題は論外として、企業のホームページ一つ取っても、IR、タイムリーディスクローズが数年更新されていないなんでザラだ。

しかし、郷に入れば郷に従え、が適切かどうか分からないが、地域独自の戦い方というものがある。

ベトナムでは、内部関係者が当該株式を売買する際には、売買の予定内容を報告し、また、結果を報告する義務がある。

つまり、美味しいインサイダー情報があって株を買う行為は、届出さえすればOKなのがベトナムルールだ。

ちょうどいい事例があったので紹介する。

軍隊商業銀行[MBB](Military Bank)は2020年の事業活動総括および2021年の事業計画に関する会議で、税引前利益(連結)が前年比+6.5％増の10兆6880億VND(約490億円)、税引前利益(単独)が同+4.4％増の9兆6980億VND(約440億円)だったことを明らかにすると同時に2021年の業績目標を、税引前利益が14.6兆VND(約660億円)超、同年末時点の総資産が前年末比+15％増の545兆VND(約2.5兆円)、不良債権比率が1.3％未満に設定した。

ということで、先日リリースされた業績好調の内容だが、それを遡る事半月前のこの報告を知っていれば、これを予見できた。

【MBBの株式購入に関する株式取引予告】
・取引者：レ・クオック・ミン(副会長)
・取引前保有株式数：129万8774株
・取引登録株式数：100万株
・取引後保有株式数：229万8774株
・取引方法：市場取引
・取引期間：2020年12月2日～2020年12月31日

この記事は単に、誰かがMBBの株を買うという意味でなく、その裏に何か好材料がある！とほぼ同義語だという点に注意を払わねばならない。何かは分からなくとも、いいことがあると分かれば株の買い判断材料である。

会社の実情を熟知している副会長が短期間で自社の持ち株を倍にする。ということは、当然会社に良いことがあると考えて良い。
果たして、12月中頃から株価は加速度的に上昇している。

会社の中身を知る人が、自ら株を買う会社の将来が明るくないはずがない！という、ところ変わればの常識です。

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